御坊駅のバリアフリー
 待望のエレベーター設置に感謝〜御坊駅のバリアフリー化完成〜


テレビ和歌山 平成27年9月23日放送分
 
日高新報 9月11日
平成27年9月11日 日高新報
 御坊駅のエレベーター16日稼働 2015年9月11日 2番ホームのエレベーター  JR御坊駅で進めていたバリアフリー化の工事が、紀の国わかやま国体を前に完成。23日午前10時から同駅で記念式典を行う。多くの住民や団体が要望していたエレベーターも新設され、一足早く16日から稼働する。  メーンのエレベーターは1番ホームと2番ホームに各1基を新設。車いす利用者はこれまで、ホーム南端の昇降機を使わなければならなかったが、今後は利便性が向上する。妊婦や高齢者ら階段の上り下りが困難な人にも喜ばれそうだ。このほかホームをかさ上げして電車のドアとの段差を大幅に解消し、多機能トイレ、駅入り口や紀州鉄道との連絡通路にスロープを設置。警告誘導ブロックや音声案内なども整備した。総事業費は約3億5000万円。JR西日本が3分の1を負担し、残りは国が3分の1、地元御坊市と県が合わせて3分の1を補助。市には御坊ロータリークラブから200万円の寄付も入った。  バリアフリー化は御坊の商店街や御坊商工会議所、各種団体が要望していた経緯があり、待望の完成となった。事業化に尽力した二階俊博代議士は「地域の発展と、高齢者や足の不自由な方には朗報。完成を待ち望んでいました」とコメントを出した。
 

Yahoo-紀伊民報 「段差解消機」を設置 JR西日本で初(和歌山)

 JR西日本は、御坊市湯川町のJR御坊駅に、プラットホーム間を移動するリフトを設置した。車いす利用者やお年寄りら用に27日午後から使用する。約2年前から、同駅のバリアフリー(障壁なし)化を要望してきた柳岡克子・市身体障害者福祉協会会長は「スロープより安全で利用しやすい。多くの人たちに喜んでもらえれば」と話している。この「段差解消機」の設置は、JR西日本で初めて。
 これまで、上りと下りの両プラットホーム間を行き来するには陸橋を使うしかなかった。障害者や高齢者らには不便として、同協会は当初、賛同団体とともにJR西日本に対し、御坊駅へのエレベーター設置を求めていた。
 しかし、1日の乗降客数が5000人未満の同駅は、交通バリアフリー法の基準に達していないという理由でエレベーターの設置が難しく、スロープも場所が確保できない状況だった。そのため、今回、モデル導入としてJR西日本が公費助成を受けずに工事費を全額負担し、段差解消機を設置した。
 利用者は、プラットホーム(高さ92センチ)の端に取り付けられたリフトで新設の通路に降り、線路(幅約10メートル)を横断して反対側にも設けられたリフトを使ってホームに上がる。安全面を配慮し、利用の際は必ず駅員が付き添う。
 バリアフリー化に向け、粘り強く交渉を続けてきた柳岡会長は「段差解消機の設置は、多くの賛同団体や支援者の皆さんのおかげであり、JR西日本にも感謝している。今後は県や地元と協力して設置駅が増え、乗る駅も降りる駅もバリアフリーになれば」とほかの駅への広まりに期待を寄せている。

関西の地理には疎いのですが、御坊駅は、調べると和歌山駅から紀勢本線(きのくに線)で16駅目の駅で、特急「くろしお」「オーシャンアロー」の停車駅です。特急・快速・普通列車合わせて、一時間に2本程度の列車が全て停車することになります。貨物列車の通過があるのかどうかわかりませんが、上下線合わせて、1時間に4本程度通る列車の間をぬって線路を渡ることになります。

当然駅としてはダイヤを把握しているでしょうし、全列車が停車することもあって、線路横断中に事故を起こしてしまうということはないと思いますが、慎重に運用して欲しいと願っています。
先に大事故を起こしたJR西日本が公費助成を受けずこうしたサービスを開始したことが、ただのポーズでなく、利用客のことを本当に考えてのことであることを望みます。
また、こうした試みがJR西日本だけでなく、全国に広がると良いのですが。

御坊駅のバリアフリー