日本会議和歌山
今こそ憲法改正へ   〜憲法施行70周年を迎えて〜
憲法について考える講演会(H29年10月7日)和歌山念法寺

 美しい日本の憲法をつくる国民の会 中央大会  H29.03.29
 10周年記念式典H25.12.8
 昨日12月8日(日)は日本会議和歌山設立10周年・日本会議和歌山女性の会設
立5周年記念大会がホテルグランディア和歌山であり、大 阪からも運営委員
長、事務局長、女性の会役員2名、そして小生が参加した。参加者は約500名で
会場が一杯となり、なかなか盛り上がった 会となり、和歌山の組織の節目と新
たなスタートを祝った。

 なんといっても第1部の記念公演として和歌山市交響楽団と和歌山市響合唱団
による皇紀2600年奉祝曲「海道東征」は、詩人、北原白秋 の作詞に曲をつけた
もので、神武東征と御即位された物語を壮大に奏でたもので、長い間、角・日本
会議和歌山会長がこの楽譜を広く発表した いと念願されてきたもので、栄えあ
る今日に披露されたものだそうだ。大会が始まるに当たって、場内が浄められた
雰囲気となった。
 
 第2部の式典も角会長の挨拶の中で、本部の活動方針を和歌山の活動方針にす
る決意とこれから憲法改正の運動に入るに当たって、県内の民 間団体である憲
法研究会と相提携して活動していく旨のご挨拶があった。
 
 第3部の講演では、三好・日本会議会長が「日本の覚悟」と題して、誇りある
国であるとの自覚と祖国興隆の気概が失われた今日、知育、徳 育、体育の教育
と防衛力、産業経済力、外交力、内政力といった国力を充実させ、憲法改正をし
ていくことであると日本会議の方向性を明確に 示して頂いた内容であった。

 続いて第4部の祝宴では和歌山の役員、参加者との交流を持つことができて意
義があった。

 今後、日本会議和歌山の皆さんとはいろいろな所で協力し合う場面も多くなっ
てくることが予想されるが、相互に刺激し合うことは運動の前 進にもつながる
ものと確信している。

日本会議大阪 事務局長 丸山 公紀


 
 日本会議大阪主催
11月23日、エル・おおさか エル・シアターで金美齢氏の講演会「日本再生への緊急提言 凛とした日本人へ〜今こそ国難を乗り越える力を呼び覚まそう〜」へ行ってきました。
日本会議和歌山紀南支部
9月17日(土)19時〜(開場18時半〜)紀南文化会館で日本会議和歌山紀南支部(道修一支部長)主催で元海上保安官の一色正春氏の特別講演会が開かれる。一色氏は尖閣ビデオを公開し日本人の誇りを守った男SENGOKU38として全国講演活動している。今回は特別ゲストとして元衆議院議員の西村眞悟氏も出演する。参加費は1,500円。
 櫻井よしこ氏をお迎えして  〜「必ず救い出す!」拉致講演会
 日本会議和歌山女性の会副会長 柳岡克子
 来たる 12月2日(木)紀南文化会館で「必ず救い出す!」 拉致講演会を開催します。《第一部》は 18時00分(17時30分開場)で講師に財団法人国家基本問題研究所代表理事でジャーナリストの櫻井よしこ氏をお迎えして「今、日本が直面する内外の課題」をテーマにご講演いただきます。《第二部》は 19時20分から シンポジウム「拉致訴え続けて」を行います。パネリストは次の皆さんです。飯塚繁雄さん(「家族会」代表・田口八重子さんの兄)横田早紀江さん(横田めぐみさんの母)有本嘉代子さん(有本恵子さんの母)飯塚栄子さん(田口八重子さんの義姉)三宅博(特定失踪者問題調査会常任理事)コーディネーターは日本会議和歌山角荘三会長です。和歌山ブルーリボンの会(大倉勝行会長)主催、日本会議和歌山共催です。入場料は1,500円で私柳岡(090-8219-0198)までご連絡ください。
 8月13日「氷雪の門」と同時開催で映画「クロッシング」を上映しました。キム・テギュン監督が、脱北者の過酷な現実を描く社会派ドラマです。2002年、脱北者25人が中国当局の警備をかいくぐり、北京のスペイン大使館に駆け込んだ事件をモチーフにしており、4年間の企画・製作期間を経て公開されました。この映画は、ニュースやなどでは取り上げられない北朝鮮の国民の現状を、「映像」という伝わりやすい手段にて、訴えかけてくれます。これが現在の北朝鮮なのかと思うと恐ろしくもあり悲しくもあります。内容は2007年北朝鮮。中国との国境に近い炭鉱村に住む元サッカー選手のヨンス、妻ヨンハ、11歳の息子ジュニの、貧しいながらも幸せな日々を送っていた家族の物語です。しかし、ヨンハが肺結核に倒れ、ヨンスは治療薬を手に入れるため中国へ向かいます。やっとの思いで中国に到着したヨンスは、材木伐採場で働きながら、金を貯めますが、不法就労が発覚し、貯めた金を全て失い警察に追われる身となります。北朝鮮では夫の帰りを待ちながらヨンハが静かに息を引き取り、孤児となってしまったジュニは、父との再会を信じて脱北します。 ヨンスは、ブローカーを通じてジュニの行方を知り、不可能と思われる再会を試みます。しかし、父ヨンスと息子ジュニの切実な約束は、もどかしくも行き違い結局再会は果たせずジュニは砂が吹き荒れるモンゴルの地で、眠りに落ちるのです。
 上映会はお盆にもかかわらず大盛会で改めて北朝鮮の現状を知り、日本はこの国に拉致されてしまった人がいることを忘れてはいけないのだと思いました。5人が24年ぶりに帰ってきて以来何も進展のない拉致問題があるにもかかわらず、朝鮮学校へ国費が支払われていることが腹立たしいです。そこで11月5日、北朝鮮による拉致被害者家族連絡会の飯塚繁雄代表と北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会西岡力会長は、高木義明文部科学大臣が、朝鮮学校への国庫補助問題に関し、教育内容を問わずに適用の是非を判断する適用基準を発表したことに対して拉致問題への悪影響を払拭する措置がとれるのかどうかを十分に検討して頂きたく現段階での朝鮮学校への国庫補助を行うことに強く反対するとの緊急声明を発表しました。このような話も講演会で聞けるのではないかと期待しています。ぜひご参加ください。
田母神俊雄氏の講演を聞いて
和歌山県防衛協会青年部会 柳岡克子
5月23日紀南文化会館、24日有田市民会館、和歌山東急インにおいて、前航空幕僚長田母神俊雄氏の講演会が日本会議和歌山主催、和歌山県防衛協会青年部、和歌山友の会共催でありました。田母神氏は昭和23年福島県生まれで、防衛大学を卒業後航空自衛隊に入隊、平成20年10月アパグループ主催の第1回『「真の近現代史観」懸賞論文』に応募した「日本は侵略国家であったのか」が最優秀藤誠志賞を受賞されました。この論文の主旨が政府見解(村山談話)と異なる歴史認識とされ、それを外部に発表したこと、自衛隊最上層部への申請なく応募したとして、防衛大臣から航空幕僚長の職を解かれて航空幕僚監部付となったうえで、60歳定年が適用され、11月3日を以て自衛隊を定年退官されました。その後、参議院外交防衛委員会に参考人として招致されましたが、委員会において論文内容を否定するつもりはないことを改めて主張したため、これら一連の経過は、報道によって世間の注目を集め、テレビ出演など、今や全国各地の講演会に引っ張りだことなっています。その肩書きや論旨からは想像も付かない小柄な容貌の方でした。
「ご紹介いただきました危険人物の田母神でございます」といきなり笑いを誘い、「あちこちでたたかれてこんなに小さくなってしまいました。慎重さが足りないと言われたが、私に足りないのは'身長'です。危険人物といわれていますが、5分間話してもらえれば穏やかないい人だとわかってもらえる。」といって始終難しい話の割には和やかな講演でした。「日本はいい国だと言ったら辞めさせられる。悪い国だと言い続けるのがいいのか」と疑問を投げかけました。
田母神氏は、「いつまでも『自虐史観』や『東京裁判史観』にとらわれているような実態から脱却して、先の戦争をもっと多面的に見つめなおそうではないか、日本が悪いことばかりしてきたとされるような歴史認識を改めようではないか。」と話されました。田母神氏は、「そうした呪縛によって、いまだに集団的自衛権の行使が容認されない、自衛隊の武器使用も制約されている。」といった安全保障体制の不備を指摘しました。「日本がやられたら助けてください。でもそちらがやられても助けられません。では、友達でいてもらえるでしょうか。」とわかりやすく話してくれました。折りしも北朝鮮が地下核実験を成功させたというニュースが飛び込んできて、隣国にもかかわらず、被爆国としての主張も聞き入れられず、拉致された日本人がまだいるのに今も救い出せないなめられた国であることを国民一人ひとりが真剣に考えなければならないと私は思いました。
 和歌山県の3会場は満員で、約1300人が、政府や自衛隊の実態や裏話に聞き入って感動に包まれました。私は講演の中で、「国益を考えたリーダーシップのある政治家が戦後少なくなってきた。それは戦後教育のせいだ。教育勅語は今世界で読まれ親しまれているのに、日本は教育勅語を止めてしまった。日本の伝統や文化を見直し、日本人としての誇りを取り戻そう。」と呼びかけてくれたところが特に印象に残っています。
今回共催した和歌山県防衛協会の樫畑友洋青年部会長は「自衛隊は日本の平和と独立を守ってくれています。私たち青年部会は、自分の国に誇りを持って、命をかけて日本を守ってくれている自衛隊を理解し、応援したいと思います。今回の講演会で国家や安全保障について考えるきっかけにしていただきたい。」と挨拶。和歌山県防衛協会青年部会は、和歌山県防衛協会を母体として、平成18年に発足しました。国民の防衛意識の高揚を図るとともに、自衛隊の健全な発展への協力を目的として25歳から50歳までの青年が活動しています。
 和歌山県防衛協会では、創立40周年記念講演として、6月7日日曜日、午後4時から東急インにおいて衆議院議員で元防衛大臣小池百合子氏の「地球を守る、日本を守る!」という講演会を企画しています。無料ですが整理券が必要です。090-8219−0198柳岡克子までご連絡下さい。
天皇陛下御即位20年奉祝にあたって
日本会議和歌山 正会員 柳岡克子
 天皇陛下御即位20年奉祝事業を盛大に実施するため日本会議を事務局とする国民運動を盛り上げるためのキャラバン隊が9月4日、5日和歌山県に入りました。全国100都市を縦断するということで和歌山県は岩出市、海南市、新宮市の速玉大社の3箇所で奉祝委員会の設立趣意が発表されました。御手洗日本経団連会長を名誉会長とし日本商工会議所会頭の岡村正氏を会長に世話人として日本青年会議所会頭、日本医師会会長、全日本仏教会会長、神社本庁総長、桜井よしこ氏などで代表委員として、モラロジー研究所理事長、ビートたけし氏など各界の著名な方々約180名が名前を連ねた委員会は、11月9日奉祝中央式典を開催し、全国における奉祝運動の気運を盛り上げます。また、皇居前国民祭典の実施や御即位20年を記念する文化事業を推進します。
 私たちは両陛下への感謝と奉祝のまごころをささげ、皇室を戴く日本の国柄を次代に伝えるためにも全国各地において奉祝事業を推進して参りたいと存じます。この20年間陛下は全国47都道府県をくまなくご訪問になり、中でも相次いで起こった大規模自然災害の被災地には、特に深い悲しみの御心を寄せてこられました。今回のキャラバン隊は阪神・淡路大震災で被災した兵庫と新潟県中越地震で被災した旧山古志村等の復興に焦点をあて、被災者に御心を寄せ、復興を見守られる両陛下のお姿を描いた「平成のご巡幸」というDVDを上映してくれました。改めて両陛下のやさしい御心に触れ、会場でも涙ぐむ参加者もおられました。
私たち「日本会議」は、前身団体である「日本を守る国民会議」と「日本を守る会」とが統合し、平成9年に結成された全国にネットワークをもつ国民運動団体です。
私たちの国民運動は、これまでに、明治・大正・昭和の元号法制化の実現、昭和天皇御在位60年や今上陛下の御即位などの皇室のご慶事をお祝いする奉祝運動を全国において展開してきました。皇室を敬愛する国民の心は、変わることはありません。この皇室と国民の強い絆は、豊かな日本文化を生み出してきました。私たちは、皇室を中心に、同じ歴史、文化、伝統を共有しているという歴史認識こそが、「同じ日本人だ」という同胞感を育み、社会の安定を導き、ひいては国の力を大きくする原動力になると信じています。国際化が進み、社会が大きく変動しようとも、常に揺るがぬ誇り高い伝統ある国柄を、明日の日本に伝えていきたいと思います。私たちはそんな願いをもって、皇室を敬愛するさまざまな国民運動や伝統文化を大切にする事業を全国で取り組んでまいります。
 私は田辺市の高雄の会の皆さんと一緒に日本を守る国民会議の頃から行き過ぎた性描写コミックの排除運動にかかわり、その後拉致被害者家族を救う会のブルーリボン製作ボランティア等をしながら日本会議和歌山の正会員として活動させてもらってきました。
日本会議和歌山では設立5周年を迎え記念大会として10月26日日本大学教授の百地章氏を和歌山東急インにお迎えして14時から「日本再生に向けて」という講演会を開催します。今年は、日本会議和歌山に女性の会が設立したこともあり私も副会長としてサポートしていきたく今から張り切っています。また、女性の会では、和歌山歴史探訪ツアーを11月2日に計画しており御坊駅からバスが出発しますので関心のある方はご参加ください。
講演会・ツアーなどお問い合わせは和歌山県神社庁(073-446-5611)まで
修学旅行のあり方を考える産経新聞懸賞論文 
    失われた絆を取り戻すために
母校の高校の修学旅行がスキーツアーとなって20年近くになる。雪の少ない和歌山の生徒にとってはスキーはいい体験となり否定はしない。しかし、「いい想い出を作っておいで」と送りだしたわが塾の生徒に聞くところによると、指導はインストラクター任せで一緒にすべることができる教師も少ない。部屋はカプセルホテルの個室で移動中のバスの中では一緒に歌を歌うこともなく各自がゲームや居眠りに興じ、ガイドさんの声も上の空という集団移動である。他県の歴史を学ぶことも自然を満喫することもなく信州そばと野沢菜を土産に夜行バスは走る。そうだ。
 昨今の教育は個人主義に走りすぎたあまり、他人を思いやる心や仲間意識に欠け、家族、職場、地域においても絆が失われている。「一つ屋根の下に寝る」とかいう一体感が感じられない。共通の目的を持ち、共に考え解決していこうと智恵を出し合い達成したときの喜びを分かち合うことが学校からなくなってしまった。学校は、旅行会社が示すプランに安易に乗るのか、日教組の先生方があえて選ぶのかはわからないが、近隣の反日歴史博物館など見学させられ、自虐的史観を植え付けられ、日本人としての誇りや魂を傷つける歴史を教え込まれるのだ。これこそ日本がきちんと歴史教育をしてこなかった付けでもある。教師は教育者としての自覚もなく危険の少ない楽なカリキュラム、そして生徒の喜びそうなテーマパークなどを選んでしまう。修学旅行こそ普段できない体験を皆で味わい乗り越えていくことによって新しい発見があるすばらしいチャンスなのに。修学旅行の本来の目的は、集団生活をすることによって社会性を養い、教科書では学べない見聞を広めることである。知識だけを詰め込む塾にはない大きな教育的効果があってしかるべきである。
 私は生まれつきの障害児であったが健常児と一緒の小中高校に通い母同伴で修学旅行に参加した。特に高校では、クラスの皆が私をサポートするためのホームルームを開いてくれ車いすを押す係り、荷物を持つ係り、階段を手助けする係りなど、グループに分かれて役割を決めたくれた。クラスの一員であるから全員で私を仲間だと思い、平等にサポートしてくれたのだ。これは私が頼んだのではない。誰からともなく話し合われ皆が賛同した。そんな素晴らしいクラスに恵まれいい仲間に出会えたおかげで今の私がいるといっても過言ではない。このことがあってクラスの絆はいっそう深まったように思う。26年も前の私的な体験から現在の修学旅行を憂いでいる。
 そこで私は提案する。素晴らしい自然に恵まれた漁師町や山奥の過疎地の民泊だ。地引網体験や林業体験を地元の人と一緒にし、そこの家庭に泊まる。郷土料理の講習会をしてもいいし、個人の家庭料理を一緒に楽しんでもいい。テレビや携帯電話やゲームと離れ、自然の中で生活し、そこの歴史や伝統文化に直接ふれる。これこそが教科書では学べない修学旅行ではないかと思う。実際今年度和歌山県で実施した民泊の評判がよく来年度の予定校が増えている。自然体験を通して人とのふれあいを学び、生徒は新しい発見をする。また、生徒を受け入れる側でも態勢の整備に伴って、過疎の町に活気を呼び込み地域を見直し、失われつつある伝統文化の掘り起こしに繋がるという一石二鳥の効果をもたらす。
 その他にもいろいろ提案したい。日本を支えるものづくりの大切さを教える中小企業の職業体験などもニートと呼ばれる目的意識のない若者を増やさないためにもいいのではないか。また、日本の安全がどのように守られているかを認識させるため、自衛隊を見学する。戦争に反対するなら他国ではなくまず靖国神社へお参りし、きちんとした日本の歴史を教えるべきである。寺や神社に合宿し、掃除や座禅など精神を統一して外界から離れ自分自身を見つめなおすことも必要。宗教教育ができない日本の教育そのものを見直し、情操豊かな子供を育て、一斉に手を合わせ「いただきます」と一粒の米にも感謝する心を育てることが大切である。人間国宝の技術を学んだり伝統芸術の鑑賞などもいいのではないか。何も遠くへ行かなくても自然の家で集団生活と規律を学び、河原でテントを張って飯盒で炊爨し、キャンプするなども都会の子供にはいい経験となる。クラス皆で何かにチャレンジし、根気を育て共に達成感を味わい絆を深めるのも心の教育には必要なことだ。
以上具体的な提案をしてきたが、さまざまなカリキュラムを生徒の発達段階に合わせて、親や教師が子供を育てるという視点に立って計画することが大切なのである。修学旅行のあり方を議論することは、教育の根本を問い正すことであり、失われた絆を取り戻し、「戦後レジームからの脱却」を進め、美しい国を作ることにつながるのだ。