258、家で作るお好み焼き「おはなはん」のお話し
平成25年11月30日、異業種研鑚会では、一般公開講座として、鰍ィはなはん代表取締役松本章子さんに『自分に戦い、自分に挑んで成し得た年間500万食の「おはなはん」マーケット』と題して講演してもらった。松本さんは「御坊や由良のスーパーにも卸しによく来たので懐かしい。クリーニング屋の娘として産まれ、「ちょっとの妥協も許さずお客様の信頼にこたえるのが商売」という父と、愚痴不足を言わない母に育てられた。白浜ハイプレーランドのオープン時にテナントとしてお好み焼き屋をはじめ田辺駅前で「おはなはん」を開店。午前2時まで店をしても仕事と家庭を両立させた。「おいしい」と言ってくれた人が「持って帰る」と言い「店で食べる味と違うのは良くない、焼きたてが一番」と考え生カップを開発した。知名度も流通ルートもなく「生物は置けない」と言われ自らマネキンとしてスーパーで試食販売に立った。大きなスーパーで安い類似品を作って横に並べられたが、お客様は「おはなはん」を支持してくれた。設備投資や取引先の倒産、カップから袋に変えた失敗などで大きな借金を背負った時も一生懸命頑張っている姿を見てくれている人やお客様に救われた。これからもブレない信念を持って社会の役に立ちたい」と話した。