238、メタボリックシンドロームについての研修
平成20年9月8日、異業種研鑚会では、キタデ検診センター医師の李正男さんに「メタボリックシンドロームについて」と題して講演してもらった。平成20年4月より会社に在籍する40歳から74歳までの従業員を対象に特定健康診査に年に1回のメタボ検診の実施が義務づけられた。メタボリックシンドロームとは、男性がウェスト周囲85cm、女性が90cmを超え(内臓脂肪型肥満【内臓肥満・腹部肥満】)かつ、高血圧(最高血圧が130mmHg以上、最低血圧が85mmHg以上)・高血糖(空腹時血糖値110mg/dl以上)・脂質異常(中性脂肪150mg/dl以上または、HDLコレステロール40mg/dl未満)の3項目のうち2つ以上の症状が一度に出ている状態。内臓脂肪が蓄積することによって死の四重奏と言われる高脂血症、糖尿病、肥満、高血圧症などの生活習慣病になりやすくなる。一つ一つの程度が軽くても4つが重なると恐ろしい結果になる。脳梗塞や心筋梗塞など血管疾患のひきがねになるので生活習慣の改善の必要性を訴えた。検診に来られる方の中には予備軍でこのまま10〜20年同じ生活を続けると危険な兆候が出てきそうな方もいる。予防には@運動A7時間の睡眠B栄養バランスC朝食を摂るD禁煙E酒は適量F9時間以内の労働Gストレスをなくすの8つを「うなばらちょうきっさきゅうす」と語呂合わせし、1日233kcalの減量を続けることで1ヶ月で1cm腹囲が減る。とわかりやすく説明した。