236、星陵戦延長18回箕島高校エースの講演
平成20年6月14日、異業種研鑚会では、一般公開講座としてNPO法人夢クラブ理事長の木村竹志さんに「夢人生」と題して講演してもらった。木村さんは、石井毅として元西部ライオンズ投手で甲子園で星陵戦で18回257球を投げぬいた箕島高校のエース。木村さんは野球をしていた兄とともに少年野球との出会いがあり、ボールもグローブもない、指導者もないという状態だったが「野球が好き」という子どもたちが集まってがんばった。練習をさぼりたくなった時の父の励ましや、姉の栄養管理など家族のおかげで野球を続けられた想い出を振り返り、甲子園に出てプロ野球の選手になりたいという夢を実現するため毎朝走ることを続けたことを語った。自身の夢の実現後は、地元に帰って子どもたちに夢を与えて恩返しをし、野球で和歌山をげんきにしたいと思う。野球の森として、40年かけてバットになる木を植樹したり、廃校になった日高川町の子小浦小学校で和歌山スポーツアカデミーを開校したり、地域を元気にするため紀州レンジャーズを設立したことなどを話した。「夢をその手につかむには『思う』力が大事。ホームランを打ちたいならまずそう強く思うこと。そして毎日の積み重ねが大切」とアドバイスした。オープニングゲストとして柳川光男氏のマジックショーもあり、野球チームの子ども達など参加者らは楽しいひと時を過ごした。