217、活気ある地域づくりへのチャレンジ
平成18年6月8日、異業種研鑚会では、一般公開講座として、和歌山大学学長の小田章さんに「活気ある地域づくりへのチャレンジ」と題して講演してもらった。「日高港次世代エネルギーパークを新しい地域づくりのシンボルとして生かし、住民が活用策を考えるようアドバイスした。「施設、公園ができたから終わりではない。どう地域づくりや活性化につなげるかを住民自らが知恵を絞り、考えてほしい。行政がやってくれるなど他人任せでは長期的な地域づくりはできない。地域活性化に役立つなら大学としても積極的に協力したい」と述べた。「じっとしていては生き残ることはできない。大学も地域も同じで止まってしまえば衰退する。常に動き、人を呼ぶ努力が必要。一生懸命考えれば必ず新しいアイデアや知恵が思い浮かぶ。それをどう工夫して活用するかが問われる」
@地域づくりを仰々しく考えない。あいさつ運動や花植え運動などみんなでできることから始めたらいい
A地域の特性を再認識し、資源を再開発する。煙樹ケ浜など地域住民にとっては見慣れた景色でも、他者から見れば財産になる。
B市民によるまちづくり。どのような地域にするか考え、具体的なターゲットを絞る
最後に、和歌山大学に観光学部を設置し人材育成を目指す構想も話した。平成30年現在観光学部は設置されている。