207、寺内町観光と紀州鉄道を生かしたまちづくり
平成30年時点で、まちづくり会議わいわいGOBOが提言したことがどれだけ発展して今につながれているかを観察してみることにした。
3、地域資源の発掘(旧御坊町の寺内町マップ作り、語り部の養成)
御坊市の語り部養成研修が平成25年10月22日で全3回の日程を終え、市内外の研修生12人が今後寺内町の語り部として活動していくことになった。団体旅行やウオーキングのコースとして寺内町を訪れる人が増えている。平成29年、語り部は20人が活動している。
平成28年10月、御坊市中町2丁目商店街に寺内町会館を開設した。また、小竹八幡神社前に公衆トイレが完成し、日高別院の近くに和歌山県福祉事業団が旧家を利用した障害者を雇用した蕎麦屋「なかがわ」も繁盛し、観光ルートになっている。その東町など旧家6か所16件国登録有形文化財(建造物)に指定された。平成29年12月16日、本町3丁目には紀州鉄道から譲り受けた廃車両「キハ603」を保存活用した「ほんまち広場603」がオープンした。これで寺内町観光の受け皿が整備された。