203、まちづくり会議わいわいGOBOに参加して
第1期から公募の委員として参加させてもらって4年、とても充実した時間を送れたように思います。第4期ではまことに僭越ながら会長という大役も受けさせてもらい、微力ながら精一杯がんばらせてもらえました。
 私は、御坊で産まれ御坊で育ちながら、あまり御坊の良さを知らなかったように思います。御坊には美しい自然や歴史を通して大切にしてきた文化があり、資源豊かなまちなのです。その自然と伝統や歴史を後世に伝えたり、外から来た人に案内できる人材を育てることの大切さを散策活動などいろいろな研修をともにしていく中で、あらためて学ばせていただいたように思います。 
 市民憲章の第1章にもうたわれているように、生きがいのある住みよいまちをつくるため、「自然を守り育て、ごみのないきれいなまちをつくります」ということを活動の一つとして実践できたことは、とても意義深いことでした。
 「子どもたちを元気に!まちを元気に!」という主旨に賛同した市民が実行委員会を立ち上げ、ソーラン踊りを中心にした「いこらDEフェスティバル」が開催される運びになったことも大きな飛躍で、市の活性化につながる継続した行事になればと思います。
 あいさつは、だれでもどこでもいつでもできることです。市民が気持ちよく出会い、人が人としてあるべき基本です。まず、子どもたちからと学校でのあいさつ運動に取り組んできましたが、地域が子どもの成長を暖かく見守るまちでありたいと願います。そして大人も子どもも元気よくあいさつができるまちになるよう、一人ひとりがこの運動を実践、継続していっていただけたら幸いです。
 まちづくり三法が近く改正され、まちが活気を取り戻せるかどうかは定かではありませんが、法律が変わっても、住んでいる市民の意識が変わらなければ変わらない部分も多くあります。また、変えてはいけないものも大切に守り残していかなければなりません。人がまちをつくり、まちが人を育てる。人と人の結びつきの中から、心と心がつながり、人は一人で生きているのではないことに気づくのです。
 私たちは、できたこと、できなかったことなど様々な思いを胸にまちづくり会議わいわいGOBOを卒業します。会の形は変わろうとも、これからの世代に輝かしい未来を残していけるよう模索し、御坊のため活動できるようがんばりたいと思います。ふるさとに誇りと自信をもって御坊を語れる市民が増えることを祈り、御坊の発展を願ってやみません。
私は、まちづくり会議わいわいGOBOで多くの仲間に出会え、多くの皆様に支えられ、わいわいがやがや話し合えたことに感謝します。
 本当にありがとうございました。
まちづくり会議わいわいGOBO
会長   柳岡 克子