199、刑務所誘致構想を障害者専用に
まちづくり会議わいわいGOBOで検討していた刑務所誘致に関して、社会福祉法人和歌山県福祉事業団と意見交換した。全国的に障害者対応の刑務所がない中で、刑務所に更正施設を併設してアフターフォローをしていけば全国にない障害者専用の刑務所になる。服役者の22%が障害者で、大半は知的障害者。不景気で仕事がなく犯罪を犯す人が増加。保護観察処分で再犯を重ね、出所後の更正保護プログラムなどのノウハウ、再犯防止の仕組みがなく、問題点が多い。「福祉事業団は40数年培ってきたノウハウがあるので協力できそうだ」と宇治田文彦理事長は意見を述べた。私は4期の会長として障害者でもある身なので興味深く聞かせてもらった。そのうえで「障害者施設とリンクさせた刑務所誘致の話を聞くのははじめて意見交換できたのは良かった。刑務所にこだわらず市の財政的なメリットも考えた上で多くの市民の理解を得られる提案を模索していきたい」と感想を言わせてもらった。