173、内閣府アドバイザー派遣事業
御坊市中央公民館で内閣府「地域における男女共同参画促進を支援するためのアドバイザー派遣事業」として、御坊市のウイズ・ア・スマイルが事業委託され、一般公開講座として和歌山大学経済学部准教授で御坊市の男女共同参画計画策定アドバイザーでもある金川めぐみ氏を講師に「男女共同参画プランを絵に描いた餅にしないために」という演題で講演した。金川氏は、御坊市の住民アンケートの回収率が5割近くあったことで関心の高さがうかがえるとした。男女共同参画社会とは、「男女が、互いにその人権を尊重しつつ喜びも責任も分かち合い、性別にかかわりなく、それぞれの個性と能力を十分に発揮し、あらゆる分野に対等に参画できる社会」社会的性別(ジェンダー)とは、生物学的性別(セックス)に対して、社会によって作り上げられた男性像、女性像であり、それ自体に「良い・悪い」の価値を含むものではない。として「我が家は、私が働いて夫が1歳の子どもを育てている。」と思いこみや偏見の解消ワークをしながら自身についても語った。講演後参加者との意見交換があり、「雛祭りをどう思うか?や相撲の土俵に女性が上がれるのか?」との質問に、「伝統文化を否定するものではない。見直しを行う際には、社会的な合意を得ながら進める必要がある」と答えた。