160、男女共同参画の押しかけPIと研修会を開催
御坊市福祉センターで和歌山県の男女共同参画「押しかけPI」を開催した。PIとは住民の意見を反映させるための公聴会で講師に県青少年男女共同参画課主幹石井正明さん。演題は「男女共同参画って何?」まず固定的性別役割分担について「男性は仕事、女性は家庭と決め付けていませんか?」とのクイズをした。石井さんは、「男性も女性も、その個性と能力を発揮していきいきと暮らせる社会が男女共同参画社会です」「一人ひとりがやりがいや充実感を感じながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても、人生の各段階に応じて多様な生き方が選択・実現できる社会(ワーク・ライフ・バランス)の推進をしている」と国や県の取り組み状況を説明しながら、男性の育児休暇の取得率がまだまだ低いことなど話した。参加者等は御坊の現状など活発な意見交換を行なった。また、別に日にアクト研究室代表の鳥渕朋子さんを迎え「今、求められる本当の男女共同参画社会」というテーマで研修会を開いた。鳥渕さんは「社会的に作られた思い込みの性差をジェンダーと言い、経済状況の変化によって、終身雇用がなくなり価値観が変わってきた。結婚相手としての「男性像」も変わり、料理や育児に積極的な男性に人気がある。国はワーク・ライフ・バランスを推進しているが和歌山県は、大企業が少なく男性が育児休暇を取りにくい状況。しかし、育児を通じて消費者目線で考えるなど、仕事以外で地域とかかわった経験を企業活動に生かしていくのも会社のメリットにつながるという考え方も民間なら可能」と語った。その後、ウイズ・ア・スマイル会員との意見交換をした。