124、男のくせに・女のくせに
グループで自己紹介が終わって、男女共同参画に関することで話し合うことにした。まず「男のくせに、女のくせに」という言葉はどのような場面で使われていますか?また、言われたこと、言ったことについて10分間で話してもらった。
・自分の子どもの頃はよく言われたし、子どもにもいったが、子どもは孫に「くせに」とは言っていない。
・男も女もこうあるべきという価値観を待っている人はそれにあわないと「くせに」と言ってしまうのではないか。
・今は「くせに」は意識しないけど、子育てをしている頃はよく使っていた。
・男は強くたくましく、女の子はおしとやかというイメージがあり、反していると思った時「くせに」という言葉を使ってしまう。
・男性社員が女性社員に「女のくせにでしゃばるな!」と言っていたのを聞いた。
・タバコを吸う女性に対して「女のくせに」と言ったことがある。
・性別によって興味や関心のある遊びやおもちゃをほしがるのは本能ではないか。「〜のくせに」と決めずに自由に遊ばせたらいいのでは。
・ゲートボールの審判をした時に、男の人に「女のくせに偉そうに」と言われた。
・女性が会長になったことに対して「女のくせに」という雰囲気がある。
・女性が免許取得や資格試験を受けると昔は「そんなもんより花嫁修業をしなさい」と言われた。
・男のくせに仕事ができないのは夫にしたくない。男の人はしっかり働いてくれなければ。
・行儀を女の子にしつけるのに、「女の子のくせに」と注意したことがあるが男女を問わず「ちゃんとしなさい。」と言うべきだった。
・女性は大学に行かなくてもいい、という考えが昔はあったが今は女性の進学率が増え、4年制にも男女差なく進学でき、「女のくせに」と言われることはなくなってきた。
・女に負けたくないという男の意地もあるので、「男のくせに」という言葉は、やる気を出させる。
・「女のくせに行儀が悪い。」と叱ってしまうが行儀や礼儀のようなしつけは男女にかかわらず教えるべきで、「女の子だがらきちんとしなさい。」ではなく「人としてきちんとしなさい。」としつけるべきだと思う。