113、和歌山県男女共生社会推進員となる
海外派遣事業女性のつばさから帰ってきて、和歌山県は、男女共生社会の推進のため県民と行政のパイプ役となり、啓発活動を展開していく推進員45人を知事より委嘱した。日高地域から5名が選ばれ、それぞれ地域でスーパーなどでティッシュを配布する啓発活動を行った。私がその代表となり一番大きなイベントは、県男女共生社会推進センター「りぃぶる出前講座」を開催したことだ。当時県環境生活部共生推進局の高嶋洋子局長に「ジェンダーって何?さぁ、みんなで考えよう!〜「男女共生社会」をめざして〜」と題して講演してもらった。高嶋局長は、「女性は仕事と家庭の両立のため相当のエネルギーがいる。男女共生とは『中性』を作るのではなく『人間』を作る。自由とは、自分勝手と違う。自分で責任が取れること。女性にも厳しさが求められる」と話した。平成13年9月11日、財部会館には大勢の方が参加してくれ大成功だった。かたづけを終えて、自宅に帰ってテレビをつけた。アメリカで飛行機が高いビルに突撃している映像だった。忘れられない日になった。高嶋局長は夜の講演のため御坊に来る前に、昼知事と女性のつばさ7期生の壮行式に出席していた。数日後の出発はなくなった。