96、御坊市身体障害者福祉協会の総会で認知症サポーター養成講座
毎年4月に行われる御坊市身体障害者福祉協会の総会の後、せっかく会員が集まるのだから御坊市のおはなし出前講座など研修になる講座などを企画している。今まで、交通安全教室だったり、火災報知機の説明、栄養教室、防災教室、リフレッシュ体操、地デジについて、オレオレ詐欺に引っ掛からないための講習会などをした。
そこで御坊市地域包括支援センターの協力で「認知症サポーター養成講座」を開くことにした。私も、認知症キャラバンメイトとしてあちこちで養成講座をさせていただいているが、自分が会長の会で講師をするのは照れくさいので、ケアマネジャーの友人でベテランのキャラバンメイトにお願いした。内容は申し分なく良かったが、終わった後、会員の聴覚障害者からご意見をいただいた。「せっかくのDVDに字幕がついてなくて話の内容について行くのが大変だった。」というものだった。私は、手話通訳を頼んでいたので大丈夫と勝手に思い込んでいた。ところが、パワーポイントやDVDを流す時には部屋を暗くする。そうすると手話の手が見えにくくなくなるのだ。なるほどと納得している場合ではない。聴覚障害者には手話さえあればいいと思っていた私は「ガーン」と頭を叩かれたような気持ちになった。暗くなるとどうなるかわかっていなかった自分が恥ずかしくなった。今回は申し訳なかったけれどこのままでは、聴覚障害者の学習の機会が失われると思った。