94、認知症キャラバンメイトとなって
ケアマネとしていろいろな研修会に参加していると認知症への対応について勉強することが多い。認知症は誰にも起こりうる脳の病気だ。全国には2012年の統計では約462万人、65歳以上の高齢者の約7人に1人(有病率15.0%)であったが、2025年には約5人に1人になるとの推計もある。認知症高齢者が今後20年で倍増することが予想される中で、認知症を正しく理解し、認知症の人や家族を温かく見守り支援する市民「認知症サポーター」を増やそうという取り組みが、現在、全国各地で実施されている。厚生労働省は、認知症高齢者を地域住民が支えるまちづくりを推進するため、一定の講座を受講した方を「認知症サポーター」と認定し、5年間(2004年〜2008年)で全国に100万人を養成するキャンペーン(認知症サポーター100万人キャラバン事業)を実施した。私は、認知症キャラバン・メイト養成研修(紀中会場)が日高町保健福祉総合センターで開催された時に受講した。「認知症サポーター養成講座」を受けた人が「認知症サポーター」です。全国キャラバン・メイト連絡協議会では、都道府県、市区町村など自治体や全国規模の企業・団体等と共催で認知症サポーター養成講座の講師役(キャラバン・メイト)を養成している。