93、涙のケアマネジャー(女性編)
ここち よしこ 作詞
ケアマネは戦った
夫には「僕と仕事どっちと結婚した」と聞かれ、
子どもには「チンして食べて」と置手紙
上司に口説かれ、部下にねたまれ、
それでも、ケアマネは戦った
事業所変えてみたけれど、うるさい上司は変わらない
アレの日も、風邪の日も、ケアマネは行った
車椅子がつぶれそうな重たい人も、「おたくはだあれ」と聞く人も
プランのために行った
利用者のために行った
おじいちゃんの笑顔とおばあちゃんの手のぬくもりを思い出し
ケアマネは走った
時間を忘れて走った
携帯鳴って走った
「いつか誰かの役に立ちたい。」
そんな夢も親が倒れてすぐに来た
私は何のために働いているのだろう
私は誰のために働いているのだろう
そんなこと考える余裕もなく眠った
すばらしい明日を夢見て眠った
夢の中で誰かが私にささやいた
ありがとうと