92、涙のケアマネジャー(男性編) | ||
ここち よしこ 作詞 ケアマネは戦った 妻には「私と仕事どっちが大事」と言われ、 子どもには「おっちゃん。久しぶり」と言われ 上司に怒られ、部下に無視され、 それでも、ケアマネは戦った 事業所変えてみたけれど、安月給は変わらない 雨の日も、風の日も、ケアマネは行った 車の入れない狭い道も、周りが山しかない家も プランのために行った 利用者のために行った おじいちゃんの笑顔とおばあちゃんの手のぬくもりを思い出し ケアマネは走った 時間に追われて走った 犬に追われて走った 「いつか事業所立ち上げる。」 そんな夢も法改正で吹っ飛んだ 僕は何のために働いているのだろう 僕は誰のために働いているのだろう そんなこと考える余裕もなく眠った すばらしい明日を夢見て眠った 夢の中で誰かが僕にささやいた ありがとうと |