62、収益事業を開始
  会員の減少は会費収入を減らす。補助金も年々減っていく。このままでは会の運営に支障をきたす。そこで収益事業を導入した。私の父は、和歌山県庁を退職した後、御坊市障害児者父母の会の会長になった。母がずっと会員だったが、父と交代した。その後和歌山県障害児者父母の会連合会の副会長となった。そこで他の市町村の現状を聞き収益事業の情報を得た。御坊市所有の施設に自動販売機を設置し、売り上げの数パーセントを会に入れてもらうという契約を障害児者父母の会と一緒にした。おかげで会費は減っても年間の行事の費用を賄うことができるようになった。行政の支援は欠かすことができないが財政の厳しい市町村では、頼ってばかりではなく少しずつ自立していく時代となっている。事務局を社会福祉協議会の中においてもらえているだけでもありがたいと思わなければいけない。御坊市身体障害者福祉協会は体育館の前に自動販売機を置かせてもらっている。はじめは、ゴミ箱を荒らされ付近から苦情が来たり、日曜日に大きな大会があれば売り切れで商品がないと電話がかかってきて業者との連絡など困った。カギをこじ開けお金を盗まれることもあり警察の事情聴取など会長として大変な事もあった。