祝日に国旗を揚げましょう 〜来年から「山の日」が祝日に
祝日に国旗を揚げる会 副会長 柳岡克子
 6月21日、「祝日に国旗を揚げる会」の設立総会が行われ、国民の祝日に国旗を掲揚することを実践し、地域への普及を推進し、日本を愛し、伝統文化を大切にすることを目的とした会が発足しました。
 現在「国民の祝日」は15日あります。国民の祝日に関する法律の一部を改正する法律が、平成26年5月30日に公布され、「国民の祝日」として新たに「山の日(8月11日)」が設けられることになりました。この改正は平成28年1月1日から施行され、「国民の祝日」の年間日数は16日となります。内閣府のホームページによると、この法律では次のように定められています。
 第1条 自由と平和を求めてやまない日本国民は、美しい風習を育てつつ、よりよき社会、より豊かな生活を築きあげるために、ここに国民こぞって祝い、感謝し、又は記念する日を定め、これを「国民の祝日」と名づける。
 第2条 「国民の祝日」を次のように定める。
 元日1月1日 年のはじめを祝う 成人の日1月の第2月曜日 おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます 建国記念の日政令で定める日 建国をしのび、国を愛する心を養う 春分の日春分日 自然をたたえ、生物をいつくしむ 昭和の日4月29日 激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす 憲法記念日5月3日 日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する みどりの日5月4日 自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ こどもの日5月5日 こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する 海の日7月の第3月曜日 海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う 山の日8月11日 山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する。敬老の日9月の第3月曜日 多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う 秋分の日秋分日 祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ。体育の日10月の第2月曜日 スポーツにしたしみ、健康な心身をつちかう。文化の日11月3日 自由と平和を愛し、文化をすすめる 勤労感謝の日11月23日 勤労をたっとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう 天皇誕生日12月23日 天皇の誕生日を祝う
 恥ずかしながら、この会を立ち上げるまで「山の日」という祝日が来年から増えることを知りませんでした。祝日は法律でこのように決められていて、改めて祝日の意味を味わったところです。
 国旗及び国歌に関する法律(平成11年8月13日)は2条しかなく、国旗については、寸法の割合及び日章の位置、彩色は白地に紅色、国歌については歌詞と楽曲が別記されています。
 (国旗) 第1条  国旗は、日章旗とする。 2  日章旗の制式は、別記第一のとおりとする。
(国歌) 第2条  国歌は、君が代とする。 2  君が代の歌詞及び楽曲は、別記第二のとおりとする。
 7月には、高校インターハイに皇太子殿下がお越し下さり、多くの県民が日の丸でお迎えしました。そして、9月には国体が開催され天皇皇后両陛下がお越しくださいます。多くの国旗をたなびかせ歓迎したいと思います。私たちは日本人として国旗を大切にし、戦後70年の節目に心ひとつになって平和な日本に住める喜びをかみしめたいです。
 「祝日に国旗を揚げる会」は山野由視さんを会長に事務局長として山ア恭平さん、会計に由良哲也さん、監事に古山隆生さん、山下源二さんを役員として、和歌山県下から議員さんも含め、会の趣旨に賛同してくれている方がどんどん増えています。年会費1000円で毎月第3日曜日18時から夕食は自分の食べたいもの飲みたいものを持参という形式で、御坊市役所東小林ビル2階で開催しています。よかったらのぞいてみてください。今後は、自治会に国旗の掲揚を働きかけたり、ショッピングセンターで啓発活動などをしていきたいと思っています。
 日本に生まれ国旗・国歌を大切にするのは大事なことで祝日に国旗がたなびいている街はきれいです。5年後には東京でオリンピックが開かれます。日本人として誇りを持って世界の人をおもてなしの心でお迎えし、選手には日本の代表として、ポールの真ん中に国旗を高らかに揚げてもらいたいです。