女性が活躍する社会をめざして  〜憲法改正に向けて〜
美しい日本の憲法をつくる国民の会 柳岡克子
 10月1日、櫻井よしこ氏等3名が共同代表、青山繁晴氏等45名が代表発起人を務める「美しい日本の憲法をつくる国民の会」が東京の憲政記念館で設立され総会が開かれました。私も各界の代表700名が集まる中、日本会議和歌山女性の会副会長として出席しました。
 憲法改正には、改正の原案が国会に提出され、衆参両院の憲法審査会で協議のうえ、衆参両院で3分の2の賛成により、国会より発議されます。発議より2~6ヶ月間、改正案の広報活動や賛否を表明する国民投票運動が行われ、国民投票を実施します。そこで有効投票総数の過半数(約3000万票以上)の賛成で、憲法改正が成立します。
 ではなぜ憲法改正が必要なのでしょうか?現在の憲法は、占領期にGHQに押しつけられた憲法です。時代の変化と共に改正されるものなのに高いハードルを強いられ改正しにくくなっています。新たな時代にふさわしい自主憲法が必要です。天皇を元首として、建国以来2千年の歴史をもつ日本の伝統文化を明記することが大切です。自衛隊は世界の平和貢献や大規模災害支援にも大きな役割を果たしています。平和主義を堅持するためにも9条を見直し自衛隊の位置づけを明確にしなければなりません。また、地球規模の環境保全などの世界的な環境規定や家族を国が保護育成できる規定、国民を災害から守るために緊急事態に対処するための規定が憲法に書かれている事が必要です。このように憲法を改正するにはまず96条を改正し憲法改正へ国民が参加できる要件の緩和が求められます。以上のことから、日本が世界に誇れる国に生まれ変わるためにも国民の英知を結集して美しい日本の憲法を制定しましょう。
 設立総会では、自民党の衛藤晟一補佐官、民主党の松原仁氏、次世代の党の平沼赳夫氏、みんなの党の松沢成文氏の挨拶がありました。党派を超えて、憲法改正に前向きな議員が3分の2以上いるこの2年間に改正の発議がなされ、平成28年の参議院選挙にあわせて国民投票がされることを目指して活動する事が設立宣言されました。
具体的な活動は@国会議員署名、地方議会決議運動の推進するA「県民の会」組織を設立し、改正に向けた啓発活動を推進するB美しい日本の憲法をつくる1000万人賛同者の拡大運動を推進する。ということです。
 設立総会後の懇親会で、櫻井よしこ氏と話しました。「遠くから車いすでよく来て下さいましたね。あなたのような女性が活躍してくれる事は嬉しいです。」と。また、わかやま塾でお会いした青山繁晴氏からも「拉致問題の解決のための活動をしている事は知っています。根本的な問題は憲法改正にあります。妻の千春博士とメタンハイドレードのことでリケジョ同士話しがはずんだ事は覚えています。頑張ってください」と励まされました。
 8年前、私は御坊市議会議員選挙に立候補し50票足らずで落選しました。4年前は、御坊市身体障害者福祉協会やウイズ・ア・スマイルの会長として会運営に忙しく立候補しませんでした。今回会長職を4月に引退し、叔父も出馬しないとなると私がリベンジするのではないかとささやかれています。なぜなら昨年自由民主党和歌山県連木国政経塾1期生として政治の勉強をし、わかやま塾1期生として経済の勉強をしたからです。今年は木国政経塾2期生となり、仲間を支援し議員として送り出すのが楽しいです。わかやま塾は修了生でネクストを立ち上げ研鑚しています。そんなことで和歌山に行く事が多いです。また、口コミやfacebookなどで大阪や神戸など県外での講演活動が増えてきました。今私に与えられた使命は、講演活動を通じて命の尊さを伝え、多くの人に元気になってもらいたい。日本を良くするため、和歌山を元気にするため、御坊を住みやすいまちにするため何が出来るかを考える事なのです。女性が活躍できる社会をめざすためにも議会に女性は必要です。しかし今の私は、議員としてではなく議員の皆様のお力を借りながら憲法改正のため和歌山県民の会の立ち上げなどの活動で輝きたいと思っています。
 この度、社会福祉士とキャリアカウンセラーとして理科教諭の免許を活かしながら、通信制の慶風高校の非常勤講師として就職が決まりました。学習塾を経営してきた経験もありますが、子どもの頃からの教師という夢がやっと実りました。身体に障害があったり発達障害や自閉症、引きこもりの生徒への指導や就職のためのアドバイス、薬の相談など今まで経験してきたすべてのノウハウを活かせるステージが天から与えられたのです。私のような女性でも活躍できる社会が多くの方々の希望になるのであれば、御支援に応えるためにも頑張りたいと思います。