「リケジョ」の勉強   〜木国政経塾に参加して〜
自由民主党和歌山県連木国政経塾1期生 柳岡克子
  日本や和歌山県のよりよい明日を創りたいという志をもつ人を県内より広く募り、研修の場を提供することにより、共に学び、共に語りあいながら明日の時代を創るリーダーを育成することを目的に、自民党県連「木国政経塾」が4月開塾しました。
私は、1期生として1年間勉強してきて13日に行われた自民党の大会で修了証書をいただきました。
 第1回講座は、6月22日、アバローム紀の国で14名の自己紹介から始まりました。自身の会社や農業などを和歌山県のためにどう生かしたらいいかとか、将来政治家を目指している人は夢を語るなど一人ひとりの熱い思いが伝わりとても刺激的でした。その後塾長でもある門博文衆議院議員が「観光産業」について、ご講演下さいました。
 第2回は、8月1日、和歌山県庁北別館2階会議室で、自民党県議団と合同で「いかに農産物輸出に取り組むか」をテーマに日本貿易振興機構農林水産・食品部長下村聡氏の講演を聞きました。その後県議会場などを見学しました。初めての議場で皆で写真を撮って感激しました。
 第3回は、9月28日、関西国際空港に行き、輸出入の施設などを視察、研修しました。関空では、日本通運株式会社のご協力により、普段見ることが出来ない施設や生鮮食料品の状況をパネルを使っての説明など2時間にわたる内容の濃い講座となりました。また、帰りには「ふじと台」を回り車中から建設中のイオンモールなどを見学し、スケールの大きさにびっくりしました。
 第4回は、10月25日、ホテルグランヴィア和歌山にて、和歌山放送主催の情報懇談会に参加して、内閣官房参与、京都大学大学院教授の藤井聡氏の「和歌山の強靭化、日本の強靭化を目指して」という題で国土強靭化について勉強しました。藤井氏は、強靭化によって災害に強い国土を構築するのと同時に経済も発展することを、時には激しく、また分かりやすく説明してくれました。
 第5回は、11月16日、アバローム紀の国にて、元防衛庁長官 中谷元衆議院議員が「憲法改正」「安全保障」についての講演を聞きました。中谷氏は、昭和の歴史認識から順序よく、スライドに映し出される写真やデータを分かりやすく説明をして、自民党の対応も同時に伝えてくださいました。
 第6回は、12月7日、街頭演説の研修活動を行いました。午前10時田辺駅前を皮切りに、御坊市のロマンシティ、海南のとれたて市場、最後にJR和歌山駅にて、一人ひとり自らマイクを握り、「国土強靭化」をテーマにして話しました。現職の議員さんははじめ、街頭演説は今回が初めての塾生もいましたが皆かなり練習されていて、門塾長らが驚くくらいに堂々とした立派な演説をされていました。私は寒くて、髪の毛を振り乱しながらちゃんとしゃべれたかどうかわかりませんが、御坊市以外は初めてだったので緊張しました。
 第7回は、1月25日、アバローム紀の国にて、和歌山県元県土整備部長の尾花正啓和歌山市長候補に、永年の土木行政の中で、道路整備での問題点、道路の必要性など分かりやすく説明していただきました。その後、お忙しい中、県連会長の二階俊博衆議院議員が駆けつけて選挙にまつわる話などを熱弁してくださいました。塾生とも名刺交換などでなごやかに談笑してくれました。
 第8回は、2月15日、自民党県連2階役員室にて、特にテーマを設定せずに塾生が話す時間を多くとり、この塾の活動や自らの目標や考えを発表しました。皆それぞれの考えをしっかりと述べ、それに対して全員で考えていく形で行い、門塾長が最後に座長として締めくくってくれました。
 第9回は、3月15日、アバローム紀の国にて、自民党本部の中央政治大学院副学院長の鈴木馨祐衆議院議員が講師として「国家予算から見た社会保障政策」について聞きました。予算の歳入・歳出について、総額の推移やどのような税金の割合であるのか、他の国と比較して日本を良いのか悪いのかを資料を使って分かりやすく説明してくれました。
 1期生から早くも橋本市で市議会議員に若い青年が当選しました。今後海南市・和歌山市議選へと立候補が続きます。私は、理科系の大学で「リケジョ」だったので政治も経済もあまり勉強する機会がありませんでした。しかし、日本会議和歌山女性の会の副会長として社会のことを学びたいと思いました。そこでこの1年かけて木国政経塾で政治、わかやま塾で経済を勉強することができたのです。1期生を修了しましたが、私の勉強は木国政経塾2期生、わかやま塾ネクストへとまだまだ続きます。 
 参照:自民党県連ホームページ