つながり文化祭へようこそ
第32回日高地方障害児者のつながりを広める文化祭実行委員長 柳岡克子
 来る3月3日日曜日、10時から日高町農村環境改善センターで、第32回日高地方障害児者のつながりを広める文化祭が開催されます。これは、国際障害者年を記念して始まったもので、もう32年も続いている歴史ある文化祭です。
 8月に開催されるつながりサマースクールとあわせて日高地域の障害児者が集えるイベントです。「より広くより深くふれあいの場を大切に」というテーマで障害のあるなしに関わらず、障害者を理解し、つながりを広めようという趣旨です。
 開催まで、実行委員会や事務局など何度も会議を開き、前日から準備をしてくださった多くのボランティアの皆さま方のお力によって支えられています。行政からの補助金の助けも借りながら、300円の参加協力金と各団体の分担金で運営しています。皆さま方のあたたかいご支援をお願いし、一度会場までお運びいただければ、どれだけ障害のある方への励みになるかしれません。
 今回は、御坊市立体育館が耐震工事のため日高町農村環境改善センターに変更されています。
 午前中は、障害者のための防災教室として防災士の講演会をします。地震とはどんなことなのか?地震が起こったらどうしたらいいかをわかりやすく説明してもらいます。また避難所で役立つ簡易トイレを新聞紙で作ろうという体験コーナーもあります。保存食や防災グッズも展示しています。障害者の福祉相談や就職相談、バリアフリー住宅相談などもできます。点字や手話、要約筆記の体験もできます。今回足こぎ車いすに試乗できます。
 午後からは、ステージで、たんぽぽ乳幼児保育園、清流小学校、T,J,Sフリーキッズ、由良あかつき園、由良みのり園、太陽福祉会、日高地方特別支援教育研究会、なかよし作業所、みはま支援学校、御坊市民吹奏楽団の歌や踊りの発表があります。フィナーレでは、福山雅治さんの「生きてる生きてく」を皆で歌って踊ります。
会場の展示コーナーでは、みはま支援学校の生徒や作業所や施設などの皆さん方の心こもった絵や作品がパネル展示されています。
屋外では、うどんや焼きそば、フランクフルト、飲み物など模擬店や菓子、陶器、野菜、塩、梅など販売コーナーがあり一日中楽しめます。
 まだ障害児だったころから参加させてもらった32年前から、私も障害者卓球の選手だった頃に、和歌山県下の卓球の私の友人を招いて卓球教室をしたり、ボランティアとして会場設営を手伝ったり、御坊市身体障害者福祉協会の会長として実行委員に加わらせていただいたり、想い出の多い文化祭に関わらせていただいて数年、この度、はじめて実行委員長をさせていただくことになりました。今年は会場の変更に加え、何分はじめてのことで戸惑いも多く、行き届かないこともあろうかと思いますが、多くの皆様のご参加をお待ちしています。