年賀状あれこれ 〜新年を迎えて〜
切手コレクター 柳岡克子
 あけましておめでとうございます。平成25年を迎えて、今年も多くの皆様から心温まる年賀状をいただきました。ありがとうございます。私の正月は年賀状を見ることから始まります。初詣から帰ってきたころにはポストに入っているのです。
 小さい頃は、へたくそな字にもかかわらず筆ペンを買ってきて丁寧に書いていました。それが大学に入って友達が増えてきて、プリントゴッコでカラフルな年賀状を作成するのが楽しくなり、手書きより速くてきれいで、手書きは宛名だけになりました。それから、パソコンを使い始めて住所録を登録できるようになり、宛名をタックシールに印刷してはがきに貼っていきました。ところがこの貼る作業が負担になってきて、はがきに直接印刷できる方法を学びました。ここ10年ぐらい前から、裏も表も印刷屋さんにお願いするという手抜き状態で申し訳なく思っています。喪中の方から欠礼はがきもいただきますが、こちらから遠慮して出さないようなことはしていませんので失礼があればお許しください。御家族様からの喪中のはがきで知ることになるのですが、本人がお亡くなりになって以後出せなくなることが一番悲しいです。転勤が多く頻繁に住所変更しなければならない人や、住所が変わっただけと思ったら、名字も変わっていて離婚している人もいます。
 私の年賀状は、前年の活動についての報告と支えて下さった方々への御礼なのですが、だんだん書きたいことが増えて、文字の大きさが小さくなってきました。あまりだらだら書くのはと思ってホームページのアドレスを書いて、関心を持って下さった方に見ていただければというふうにもしました。年末は印刷会社の仕事が殺到するだろうと早めに原稿を作成するので12月の活動については書けません。
 40年来の友人もいれば、昨年セミナーなどでたまたま隣に座って名刺交換しただけの方もいます。そういう方とは再会の確率も低いですがお返事を下さる方とは細々とでも交流したいと思っています。最近メールでの年賀状も増えてきて、私は、あまり好きではありませんでした。しかし、昨年よりフェイスブックを始めて、コメントのやり取りなどかなり親しくさせていただいているにもかかわらず住所も電話もわからず、お会いしたこともない友達ができました。メッセージで住所を聞くなどせず、フェイスブックに年賀状を貼り付けてご挨拶をしました。そういう人間関係もこれからの時代に「あり」なのかもしれないと思ったからです。
 元旦に届く年賀状は、12月中に投函したもので私の年賀状を見ていません。3日以降に届くのは、私の活動についての感想を書いてくれていたり、励ましの言葉が添えられていてとてもうれしいです。年賀状だけのつながりになってしまった方が多くなりましたが、塾の教え子が「私達結婚しました。」とケーキカットの写真入りで報告してくれたり、近況を書いてくれているのが楽しいです。毎年「また会いたいね!」と書いてくれる大学の友人も卒業以来会っていませんが、結婚して家族の写真付きです。子どもだけの写真の人は困ったことに、本人の顔が浮かんでこないこともあります。手書きが減って貴重となりもらってうれしいのですが、達筆過ぎて読めない草書の文字には、母の助けがいります。今年は、ドイツ語で差出人もわからないのが1枚あり、「ドイツ語で書くなんてどいつ?」と。フェイスブックで翻訳を依頼したら、友達の中にドイツ語が分かる方がいて日本語にしてメールして下さいました。
 まあ色々ありますが、年賀状で楽しめるもう一つは、くじ番号でスーパーなどで割引してもらえたり、お年玉切手など当たった時です。切手コレクターの私にとって購入できない切手ですから貴重です。今年も多くの方と出会い、古い友人ともつながりながら新しい1年をスタートさせたいと思います。