天皇陛下御即位20年奉祝にあたって
 日本会議和歌山 正会員 柳岡克子
 天皇陛下御即位20年奉祝事業を盛大に実施するため日本会議を事務局とする国民運動を盛り上げるためのキャラバン隊が9月4日、5日和歌山県に入りました。全国100都市を縦断するということで和歌山県は岩出市、海南市、新宮市の速玉大社の3箇所で奉祝委員会の設立趣意が発表されました。御手洗日本経団連会長を名誉会長とし日本商工会議所会頭の岡村正氏を会長に世話人として日本青年会議所会頭、日本医師会会長、全日本仏教会会長、神社本庁総長、桜井よしこ氏などで代表委員として、モラロジー研究所理事長、ビートたけし氏など各界の著名な方々約180名が名前を連ねた委員会は、11月9日奉祝中央式典を開催し、全国における奉祝運動の気運を盛り上げます。また、皇居前国民祭典の実施や御即位20年を記念する文化事業を推進します。
 私たちは両陛下への感謝と奉祝のまごころをささげ、皇室を戴く日本の国柄を次代に伝えるためにも全国各地において奉祝事業を推進して参りたいと存じます。この20年間陛下は全国47都道府県をくまなくご訪問になり、中でも相次いで起こった大規模自然災害の被災地には、特に深い悲しみの御心を寄せてこられました。今回のキャラバン隊は阪神・淡路大震災で被災した兵庫と新潟県中越地震で被災した旧山古志村等の復興に焦点をあて、被災者に御心を寄せ、復興を見守られる両陛下のお姿を描いた「平成のご巡幸」というDVDを上映してくれました。改めて両陛下のやさしい御心に触れ、会場でも涙ぐむ参加者もおられました。
私たち「日本会議」は、前身団体である「日本を守る国民会議」と「日本を守る会」とが統合し、平成9年に結成された全国にネットワークをもつ国民運動団体です。
私たちの国民運動は、これまでに、明治・大正・昭和の元号法制化の実現、昭和天皇御在位60年や今上陛下の御即位などの皇室のご慶事をお祝いする奉祝運動を全国において展開してきました。皇室を敬愛する国民の心は、変わることはありません。この皇室と国民の強い絆は、豊かな日本文化を生み出してきました。私たちは、皇室を中心に、同じ歴史、文化、伝統を共有しているという歴史認識こそが、「同じ日本人だ」という同胞感を育み、社会の安定を導き、ひいては国の力を大きくする原動力になると信じています。国際化が進み、社会が大きく変動しようとも、常に揺るがぬ誇り高い伝統ある国柄を、明日の日本に伝えていきたいと思います。私たちはそんな願いをもって、皇室を敬愛するさまざまな国民運動や伝統文化を大切にする事業を全国で取り組んでまいります。
 私は田辺市の高雄の会の皆さんと一緒に日本を守る国民会議の頃から行き過ぎた性描写コミックの排除運動にかかわり、その後拉致被害者家族を救う会のブルーリボン製作ボランティア等をしながら日本会議和歌山の正会員として活動させてもらってきました。
日本会議和歌山では設立5周年を迎え記念大会として10月26日日本大学教授の百地章氏を和歌山東急インにお迎えして14時から「日本再生に向けて」という講演会を開催します。今年は、日本会議和歌山に女性の会が設立したこともあり私も副会長としてサポートしていきたく今から張り切っています。また、女性の会では、和歌山歴史探訪ツアーを11月2日に計画しており御坊駅からバスが出発しますので関心のある方はご参加ください。
講演会・ツアーなどお問い合わせは和歌山県神社庁(073-446-5611)まで