女性の力で日本を支えよう
日本会議 和歌山女性の会 副会長 柳岡克子
 長年の悲願だった日本会議和歌山に女性の会が設立することになりました。「日本会議」は、前身団体である「日本を守る国民会議」と「日本を守る会」とが統合し、平成9年5月30日に結成された全国に45都道府県62支部のネットワークをもつ国民運動団体です。日本会議和歌山は平成15年7月21日に設立しました。その中で女性として国家のあり方を考えるため5年前安西愛子氏を会長に日本女性の会が設立されました。この度、その下部組織として和歌山県にできたのが「日本会議和歌山女性の会」です。
JAビルで開かれた設立総会には、現会長の小野田町枝氏をお招きして「女性の愛で国づくりを」という演題で記念講演していただきました。小野田氏は海南市出身でフィリピンルパング島から帰還した小野田寛郎氏と結婚。夫を助けブラジルで牧場を経営しながら、「小野田自然塾」を創設するなど幅広く活動しています。講演では1、日本の家族を築こう(日本の歴史や伝統的な慣習に根差した家庭教育の充実に勤めます)2、子供たちの豊かな感性を育てる学校にしよう(学校教育の正常化を目指します)3、国や社会に尽くす女性の力を集めよう(良識ある女性の声を社会に向け発信し行動します)を3つの柱に国づくりの基は、子供の健全育成にあると強調されました。子供を宿し、産み、育てる、人類の永遠なる発展という特権を神様から与えられ、神秘的なパワーを持った女性が子供たちに目や心を向ける時です。今こそ女性が、手をたずさえて、伝統ある世界に誇れる美しい日本を作りあげて行こうではありませんか。と締めくくりました。
 講演に先立った設立総会で私は副会長に就任させていただきました。その席で「現在の日本の憂うべく現状を述べ、このままでは日本人としての美徳は損なわれ、国への誇りも愛情も育たないのではと。そこで家族の価値を再評価するとともに、子供たちに夢と誇りを与えることのできる教育を確立するために、先に制定された新しい教育基本法の趣旨の深い理解の下に、皆様の良識ある女性の声と力を結束して、世論を動かすことのできる女性の組織として活動して参りたいと存じます。」と大会宣言を読ませてもらいました。
 日本会議の活動に私が参加したのは前身の「日本を守る国民会議」だった頃、行き過ぎたコミックの性描写に対して出版各社や漫画家に抗議の活動を全国展開するに当たって田辺市を中心に署名活動したことから始まります。今では成人コミックの区分けがなされるようになりました。その後「新しい歴史教科書をつくる会」の和歌山県支部の幹事をさせてもらったり、「日本教育再生機構」のホームページに私の論文が掲載されるなど、他の会との連携をしてきました。さまざまな活動をしていく中で仲間がどんどん増えて、女性として意見交換できる会が設立できたことが何よりも素晴らしいことです。
 日本会議和歌山女性の会の西平都紀子会長は和歌山青年会議所の理事長だったときから日本会議和歌山の副会長です。叶M濃路の代表取締役社長で紀州お祭プロジェクトの会長もされていて和歌山でよさこい祭を大イベントにした立役者です。とにかく私たちは和歌山を元気にしたいということで意見が一致し、日本会議和歌山女性の会を盛り上げていきたいと思いますので、あたたかいご支援よろしくお願いします。